Phenotypic variation from identical genetic background

今日のコバさんの JC より。これは資料を手元において明日書こう。
同一の遺伝型を持つ個体あるいは細胞が異なった表現型を示すことは 1940 年代より記載があり、古くはファージに感染した大腸菌プラークサイズや、シュレーディンガーの "What is life?" にも記載があるとのこと。最近では細胞分裂のタイミングや化学走性などにも同一遺伝型で異なる表現型が観察されている。遺伝型 - 表現型の一対一対応のような単純な原因 - 結果の関係から説明できるような系での現象を見ている訳ではなく、複数の原因が考えられる系であることが問題を難しくしている。環境要因としての温度、イオン強度、光や内的なプラスミドのコピー数などの要因が挙げられる。
ここで、系のコンポーネントを一つずつ分解して、ゆらぎを検出するためにはどうすればいいかという問題がある。
その解のひとつとして、「比較」がある。ある遺伝子の発現レベルの差異を生じる原因はどこにあるのか、ということを考えるとする。(書きかけ)