Hand held CLSM!!
ペンシル型プローブ式の共焦点レーザー顕微鏡システムというなんだか信じられないものが販売されているようだ。販売元はプライムテック株式会社、資本金は5千万円、設立から20年。
プローブの構造
レーザー光の投射と蛍光の検出用に単一光ファイバーを使用し、スキャナーによるX・Y軸方向への光ファイバーの調節には音叉を、Z軸方向への調節には深度調節部を有しています。
スキャナー・対物レンズ等を極小化してプローブ内に内蔵することによってプローブ交換が不要となり、小型プローブでありながら広視野・高解像度な画像取得を実現しました。
対物レンズの性能が記されていないので、どの程度まで集光可能なのかが気になるところ。NAのデータくらいだしてくれてもいいのに。
ガリバノミラーではなく、音叉でファイバーを操作するって一般的なのかな。共焦点で音、というとAOTFが浮かぶけどこちらは励起側の波長制御機構だし...。
しかしながら、
475×475μmの広視野を維持しながら、水平方向0.7μm・垂直方向7μmという高解像度の共焦点顕微鏡観察がリアルタイムに実現します。
という微細領域を撮影するのに、本当にハンドヘルドで大丈夫なのか?通常CLSMでの観察は除振台上でないととてもできないんだけどなぁ。
蛇足ながら共焦点て、非接触で距離を測るのにも使えるのね...。