ZBP による beta-actin の局所的翻訳制御と細胞形態への意味
Albert Einstein College of Medicine の Singer Lab からの仕事。Spatial regulation of beta-actin translation by Src-dependent phosphorylation of ZBP1. Nature letter 。
ZBP1 *1 という mRNA 3' UTR に存在する zip code に結合する Zip code binding protein が beta-actin の3'UTR に結合して、細胞膜近傍まで mRNA - protein complex を形成したまま輸送される *2 。膜の近傍で Src によって ZBP1 の Y396 がリン酸化を受けることで mRNA - protein complex が分離し *3 局所的に翻訳が起きるようだ。
細胞内での ZBP1 - Src の interaction が綺麗な FRET で示されている。ちょうど filopodia の根元のようなところで起きている。siRNA で ZBP1 を knock down すると growth cone が縮退しているようだし、意味はありそう。これを vivo で検証してみたいね。
