対等な議論ができる能力

Ctenophora2005-07-31

院なんていうものにいると、もう試験みたいに自分の能力をテストされることはもうなくて(あっても TOEFL とかくらい)、成績の良し悪し以外の内容で評価されるようになる。極端な話、毎日が判断材料になってくる。それは、普段の会話だったり、メールの文章だったり、プレゼンテーションだったり、メモ書き、電話応答、状況対応の速度・的確さなど、もちろん気配りも。でもなにより見えるのは、専門性の高い内容に関する議論をするとき。
具体的な状況を抽象化して整理し、問題点・面白い点などを戦わせていく。興味を持つ点は個人の資質によって異なるので、そこも面白い点ではある。ただ、どうしてそこが興味深く、どのように攻めればサイエンスとして成立しうる面白いケースに成りうるのか、というアイディアの具体性・実現可能性、そして会話の技術としての説得力がとても重要。公用語が英語である以上、日本語でも英語でも同様のディスカッションが可能でなければならないし。と、道はとても長い。とにかく一度自分で道筋を立ててみるのが一番感覚をつかむのにはいいかもしれないな。
なんとなくボスや柳田さんの話を眺めていて思ったこと。