四日間の奇跡

ミステリが読みたくなったので本屋を散策して、平積みしてあったものを衝動的に買ってしまう。で、例によってすぐ読破。でもこれはミステリじゃなくてむしろファンタジーで、最近読まなくなったジャンルだった。しかし、いい本です。歳をとったせいか、読んでいるうちに感情がいろいろとでてきてこころ動かされました。
怪我で弾けなくなったピアニストと、天才的なピアノの才能を持つ知的障害児を軸にストーリーは展開し、途中から急激にファンタジーの色合いが出てきて違和感に驚かされる。でも、調和がとてもとれているのでどんどんページを繰ってしまう。音楽が聞こえてくるようで、本を読んでいながら、音と感覚と感情も伴っているとても不思議な影響を受けました。
人によっては気持ちよく泣けるかもしれません。鉄面皮のお前がゆうなぁ、とおっしゃられる方も多いかもしれませんが。。。
四日間の奇蹟 (宝島社文庫)
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