心を生みだす遺伝子

ゲアリー・マーカス著 大隅典子訳 岩波書店 (2005/3)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000053892/ref=ase_mixi02-22/249-9504421-7405151
心を生みだす遺伝子
「言語を生みだす本能」を書いたスティーブン・ピンカー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140017406/ref=ase_mixi02-22/249-9504421-7405151
言語を生みだす本能(上) (NHKブックス)
のお弟子さんである、心理学とコンピュータサイエンスの専門家によるブレインサイエンスの啓蒙書を読む。遺伝子の定義とゲノムの役割を丁寧に解説して、「生まれと育ち」の問題に切り込もうとする現場を伝える一冊。
連鎖解析や関連解析によって言語と遺伝子の関係を調べている遺伝学や、認知神経科学などいろいろな立場を鑑みつつ、現在の到達点と今後が描写されている。
基本的には一般への啓蒙書ということになってはいますが、生命科学の知識がないと苦労するかもしれないと書いてある。しかし、難解な概念を平易で、より直接的な表現で説明してあるため、読みこなせればさまざまな知識がつくと思う。
遺伝子概念の変遷メモ

  • 形質と遺伝子の一対一対応
  • 遺伝子と酵素の一対一対応
  • オペロン説