Live imaging

ここ数年の課題だった in vivo dual color imaging の系が確立した。

GFP + mCherry の組み合わせにより、十分な光量が胚発生時においても得られることが判明。蛍光分子の発色団が成熟して蛍光発色可能な状態になるまでの時間と発生の速度が問題だったが、mCherry はこの難題を克服してくれた。

Live imaging によって得られる情報は、固定サンプルによって得られるものよりも次元が一つ大きくなる。二色の imaging によってさらに情報量が拡大した。

ダイナミックに変化するものを見るのは本質的に面白い。だが、live imaging しなければ今、解析しようとしている問題には対処できないのかどうか、この点は明確にする必要がある。スナップショットだけでも十分な場合は多い。この点をきちんと見分ける意識が必要だと感じる。ただ、imaging しているのでは本質的に固定標本と差がないかもしれない。