匂いの帝王

匂いの帝王
タイトルはもう少しひねれたような気がしなくもないこの本。嗅覚受容体の研究者のドキュメンタリー。嗅覚受容体の機能解析に基づいた新説を Nature 誌に投稿しようとした時のレフリーとのやりとりなどが、読んでいてとても白熱してる。結局この説は現行の定説と真っ向から対立するため、掲載は却下された。 PNAS だったらどうだったんだろうか。原著はこちらの Chemical Sense 誌 に掲載された。PDF 版も Free でダウンロード可能。
学説同士の生き残りをかけた駆け引きの裏がかいま見れたようで、面白かった。