Fly genetics

Dominant marker の使い方は実際なかなかわからない。もうキャリアはだけはのびていくのだが、バランサー染色体の Visible marker 以外の Green marker とか lacZ marker の stage による使い分けに実際どれを使えばいいとか (abdA-lacZ は late embryonic stage でもいけるらしいので試してみる)、三番染色体のバランサー TM3 に X 染色体の y+ が translocate したもので yw バックグランドで 1st instar larva の見分けができるとか。二番の CyO に y+ が入っているのもあるし、こういうものを知識としてはもちろん使いこなすための血肉にかえていくのって体系的に学べるシステムないのか。Fly pushing もう一度読み返してみよ。「遺伝学的な基盤が充実した〜」なんて形容詞をよく謳い文句で使っちゃったりしてるけど、使いこなせなきゃね〜。
ゲノムの一部分を欠落した deficiency を用いた、ゲノム上の特定部位における劣性致死遺伝子の変異体スクリーニング*1なんかの結果があったりして、わざわざ自分で null mutant を作らなくてもすむケースもある。だけど、どうやってサーチするか、つまり Flybase からそういったデータを引き出せるかっていうことしらないと思いつきもしない。
新しいテクノロジーへのキャッチアップばかりではなくて、古くからのインフラも利用しない手はない。

*1:二世代のスクリーニング、野生型を変異原処理して、deficiency とクロスして致死になればそれを残す