Live cell imaging

Live Cell Imaging: A Laboratory Manual
CSHL Press から出てるのが研究室にあったので、共焦点の該当チャプターを読んでみると面白い。自分の主力武器について知らなかったことがだいぶわかるようになった気がする。Point spread function (PSF) と Contrast Transfer Function (CTF) という顕微鏡像の評価をする際に重要な概念がある。
PSF は観察視野上の各物体について、それぞれを像として定義される。従って、観察される像は各物体の示す PSF の総和として現れることになる。
PSF と対を成す概念である CTF は、実物体のコントラストと像の比として定義されることが多い。完璧な顕微鏡では CTF = 1 である。観察波長よりも大きな物体では CTF はほぼ 1 に等しくなる。
で、PSF は数学的に CTF のフーリエ展開に等しいらしい。
デコンボリューションがどういうことなのかとか、共焦点像を作る意味、とかがより明確になった感じ。